お盆をすぎたころから、十勝の朝晩は急に涼しくなります。昼はまだ暑いのに、朝と夜は上着がほしい。内陸性の気候の帯広では、この一日のなかの寒暖差が、夏のあいだずっと続きます。
そんな時期に、こんな声をよく耳にします。「夏バテというほどではないけれど、なんとなく体が重い」。はっきりした不調ではないぶん、後回しにされがちな感覚です。
冷たいもの、冷房、そして寒暖差
暑い日が続くと、どうしても冷たい飲みものが増えます。アイスコーヒー、炭酸、氷を入れた麦茶。仕事場は冷房が効いていて、夕方には足元がひんやりしている。そこへ帯広の朝晩の冷え込みが重なります。
体のなかは、思っている以上に「冷やされ続けている」状態になりやすい。夏の終わりの重だるさは、暑さそのものより、この積み重ねと関わっていることがあります。
- 冷たい飲みもの・アイスを一日に何度もとる
- 冷房の効いた室内で、長時間同じ姿勢
- 夕方になると足がむくむ・靴下のあとが残る
- 汗をかきにくい/かきすぎて疲れる
東洋医学の「水(すい)」という見方
東洋医学では、体をめぐるものを「気(き)・血(けつ)・水(すい)」の三つでとらえます。このうち「水」は、体をうるおし、余分なものを流す役割をもつとされています。
その「水」のめぐりが滞り、体に余分な水分がたまりやすくなった状態を、東洋医学では水毒(すいどく)と呼びます。むくみ、体の重だるさ、雨や湿気の日のつらさは、この考え方と関わりやすいと言われています。
もちろん、体質は一つに決まるものではありません。冷えや「気」の不足が重なっていることもあります。まずは、ご自分がどの傾向に近いか、のぞいてみるところからで十分です。
今日からできる、三つの養生
一、朝いちばんに、温かいものを一杯
起きてすぐの白湯やお茶を、ひと口ぶんでも温かいものに。夏のあいだ冷たいものに慣れた体に、一日の最初だけ温度を戻してあげる、という考え方です。
二、足首を冷やさない
くるぶしのまわりは、東洋医学で「水」のめぐりに関わるとされる場所が集まります。冷房の効いた室内では、夏でも靴下を一枚。夜はぬるめの湯船に足だけでも。
三、ふくらはぎを、動かす
デスクワークの合間に、かかとの上げ下げを十回。立ち仕事なら、休憩のたびに足首をまわす。ポンプのように動かすことが、めぐりのきっかけになると言われています。
※いずれも東洋医学の考え方にもとづく一般的な養生のご紹介です。医療的な効果を保証するものではありません。
頭からアプローチする、という選択
足のむくみが気になる方に、私たちが頭のケアをおすすめするのは不思議に思われるかもしれません。けれど、体の重だるさを抱えている方の頭皮は、たいてい固くなっています。緊張が抜けないまま夏を越した、その名残です。
香の雫のドライヘッドスパは、さらっとした漢方アロマオイルを使い、頭皮・側頭部・首すじのこわばりをゆっくりほどいていきます。漢方の考え方をもとにした四種のアロマから、その日の体質に合わせて香りを選びます。
静かな完全個室で、会話は最小限に。何もしない時間を、意図的につくるためのひとときです。